履歴書 7 どんどん出店

10万円取る理由は

相手に90万円の損をさせるのが嫌 それくらいのハンデは将来何倍にでもして得られる人間になる。

自分が得をしたという、後ろめたさを持ちたくない。

 

今になって そういう「武士はくわねど・・」みたいな心持ちで仕事していたから良かった気がします。

 

この時期どんどん出店して行きました。苫小牧 恵庭 旭川3店(ドミナントにしないと他者が入ってくるから)札幌 千歳 苫小牧2件目

 

毎回決起会というのを開いていて、スタッフ、社員、本部のスタッフ、来客者を招いて 飲んで食事をして

明日からの抱負をスタッフさん 社員 最後に店長に語ってもらいます みんなボロボロ泣きます

 

この泣くことがとてもいい刺激で「心揺さぶられ」「みんなの心からの声を聞き」新しいものがガンガン心に入ってくる。ブックオフマジックです 

 

開店時の朝礼のスピーチにもなんとなくルールがあって、「スタッフのTさんは、いつも笑顔で辛い時もみんなに声をかけて・・・・今日からもみんなに勇気づける笑顔で仕事をしてください・・・」みたいなスタッフの名前と、褒め言葉を入れて話す また涙ボロボロ 

 

最近はなかなかなくなりましたが、こういう儀式の中でみんながブックオフマン ブックオフウーマンになってゆく気がします。これも坂本社長が仕掛けた戦略だと思います

店舗の数はどんどん増えて行きますが、会社の借金、リースなどがどんどん増えて行きます。

僕の考えでは「2億までの借金はしない」借入金が1億を超えたときに「やべ しんどい」と思いました。2億はちょっと厳しすぎと思いましたがギリギリ2億以下で抑えていた気がします。

 

そんな時 札幌山鼻店の出店の話が舞い込んできて 色々あって札幌に入りたいと思っていたのですが、物件の情報が入るたびにうまくいかない。今度は絶対に死守するぞ〜と取り掛かり

本部の出店予定だった物件場バッティングすることがわかり、なかばあきらめていたら

本部が「最上谷さんだから」と譲っていただけた。ありがたい

 

でもこれからが大変 出店準備中に買い取りが多くてお金がショート 各店の店長が「札幌だ〜」と浮かれて自店をほったらかしにして札幌店の開店準備に入る 売り上げが前年80% 入金が半分になる

まずい すぐ札幌に入り各店長を自店に帰らせて、売り上げを回復させて

でもお金が足りない この店の出店で借り入れをしている 1億以上の借金の残がある・・・

リースも、2000万円くらい始めたばかり・・・

 

もう借入ができない どうしよう どうしよう 3日間寝れませんでした。

「もうこれでこの会社も終わりだ」「本部に泣きついて会社を買ってもらおうか」 「自分のお金出したくても、2回目の結婚で出費が多く全くない」 どうしようどうしよう・・・

やっぱ俺の選択は間違っていたのか、運に見放されたのか、どうする どうする 

やばい この地球上からきえて 宇宙に行きたい・・・・ 

 

う〜 しょうがない借金を銀行に頼むか でも会社の借入多すぎるし・・・・

やばい潰れる〜