履歴書 ③ さらば新刊本屋

「 私 〇〇高校の校長ですが折いってお話があるのですが」「あ はい」

要するにもう退職になるので穏便に済ましてほしい。という話 「わかりました それでは条件があります 僕を詐欺師だと言った教師に謝罪を求めます。 そして僕は今年いっぱいで教科書の取り扱いをやめて新刊本屋を閉めます」

 

そこへ飛んできたのが教科書の扱っている取次「お兄さん どうして? この権利だけで食っていけるでしょ」 「いや 将来考えたら手間ばかりかかって利益は出ないと思う」 「いや〜 曾祖父さんから引き継いできているものをもったいない・・・」

 

もう嫌だったのです、色々な制限の中で昔ながらの風習で続く商売が 窮屈で窮屈で 教科書って1割しか利益がない、売れるガイドはその教科書の会社に旨みがある書店じゃないと出してくれない。欲しい書籍は入ってこない そりゃアマゾンに負けますよ。

 

かと言ってブックオフで順調にいってるわけではなかったけれど、ここは将来のために一極集中でブックオフに舵を取った時期でした。     

 

そんな跳ねっ返りがブックオフの中でも結構やらかして、坂本社長に可愛がっていただくのですがいい気になりすぎてちょっと言い過ぎると「あんたの会社は潰してやる!」と大目玉を食う(画像は、各店ボーナス配りで旭川に走っている最中 ボーナスは手渡しと先輩に聞いたので実践していた)

 

いつも怒られるので先輩に聞きました。「なぜいけないことをやっている方に行けないと言ってはいけないのか」「そーやなぁ〜 いけないけれど大人はそこは見て見ぬ振りをするのかなぁ〜」「そんなのおかしいでしょ」「だよなぁ〜 」 今思えば身の程知らずな意見なのですが、若いということはそういうことは感じないのです。 ちょこっとブックオフで成功の方向に行っているからいい気になっていたんですよね。 

 

登別のブックオフは新刊本屋の時の町内会のこの近辺で一番売っているCD屋さんと組んで建物を建ててもらって出店した。このCD屋さんが出店時は猫撫で声で「一緒にやって儲けようね えへへへ」なんて言っていたのですが 売り上げがなかなかうまく上がらなくなってきたら

「お金が足りなくなったから、借りまししたいから保証人になってくれ」と言い出し

オープン時からの身勝手な行動とずるい考え方があまりにもひどくて、「ちょっと違いませんか」と意見を言うと「お前は生意気なんだよ・・・ 黙ってゆうことを聞け」と言われるします

 

借金の増額時に粘られて粘られて「もう威圧的に出ないこと」と言う確約をして印鑑を押した途端「てめーは生意気なんだよ 黙ってゆうこと聞いてればいいものを・・・」まるで・・・

 

僕の会社が潰れる時は、この会社が行き詰まった時だろうとずっと不安要素を持っていた。

なんせギリギリで走っているから、こう言うイレギュラーなことはあるもの 

 

その時が来た 「CD屋さんが閉まってます」 大家さんから「最上谷くん知ってるか? CD屋さん営業できなくなったらしい どうする?」 来る時が来た 僕は覚悟を決めました

「やられた〜」