一番大事なお金の話

野心のなんとなく続きなのですが、お金にはとても苦労した思いがあります。自分の遊ぶお金ではございません、お店のお金です。


オヤジの作った借金をやっと返せるかなぁと思ったくらいに、ゲームのリサイクルの商売を(TVパニック)最小限の借り入れで始めた。


担当者と、当時やっていた書店のの棚を分解して移動して場所を作って、5坪位のスペースで中古ゲームの買取販売を始めた。これが後のブックオフにつながるのですがその話は今度。


ブックオフを始めるときもお金がなくて、一緒に店舗を借りる方に保証人になってもらったし、相手の連帯保証人にもなった。


わかってますよ!連帯保証人にはなるな!でもね、国の金融機関から、たんぽ満杯に入れて1500万円 地元の銀行から500万円で保証人付きでなくちゃ借りれなかったんですもの。


相手は、1億を超す借り入れをしたのですがね。多分僕が失敗するのはこの保証人の問題だろうなぁと思っていた。商売は順調で、年130%くらいで伸びていた。


僕が沖縄で本部の新店オープンによばれて、S社長と昼食をとっている時にその時は来た 

電話の主は店の物件オーナー「最上谷くん知ってるか?◯◯さん 商売辞めるって」 ????なんのこと? よく聞くと、資金繰りが思わしくなくて閉店せざる負えない。


キタ〜 やっぱりこんな日が来るんだ、オレは全然返せてない1億もの借金を背負って・・・どうしよう!


その話をS社長に話したら、そばにいた僕をかわいがってくれてるKさんが、「すぐ動きます」と言って頂いて、なんとか僕が払える金額でおさめてくれた。その後もその店の商品を本部が全て買ってくれたり。


ありがたいことです、もしあの時あそこにいなかったら、誘われていなかったら、お誘いをお断りしていたら・・・ぞっとします。 だから無駄遣いはできないって性分かな、お金を払う時に「良いのか?いい気になっていないか?」って思います。


最近は銀行さんも理解をしてくれて、スムーズに資金は調達できるようになりました。


お金が大事だとはいえ、僕がいっぱい給料欲しくて会社はやっていません。投資するのも、誰かが何かを見つけて行動してくれて「1000万円の年収になってほしい」と思っています。


給料は判断の重さと、人への良い影響力と比例していくと思います。


僕は背伸びして、30歳の時に中古のヨットを購入しました。その船をきれいに維持して20年乗っていました。背伸びも必要です、そこに必ず耐えれるという確証を持って仕事のレベルを上げてゆけば。


人の出来ない経験も社長には必要なんです。そこを自分の支えにしているから。


野心を持って、手の届くところから掴んでみてくださいね。頑張っている人に天は味方しますよ!