横浜から室蘭へ ヨットの旅 津軽海峡から室蘭港 最終回?

恵山の沖合か、漁火がつきだした きっとイカをたくさん釣っているんだろう。もう最後の夜と思うとちょっと早かったような、楽しい時間がもう終わると思うと・・・・

 

さすがに 恵山をこえるくらいになると波も静かになる。気づいてみると「空に月が見たらない」そしていままで生きてきた中で一番の星空。これは凄い夜空です 星が綺麗に見えすぎて、北西の空のあまり高くない位置にある星が光って、海面に写っている

 

こんな夜空を見たことがありません。 天の川 北斗七星・・・・ 「夏の大三角形はここだよなぁ・・・」 ともかくとっても奇麗でそれを邪魔する明かりが全くない ワンダフル!

夜空をカメラにおさめようとしても全く映らない これが精一杯 マストのトップの明かり。

 

いつもは船内でのんびりしている僕ですが、今日は外にいたい気分! 外で星を見て、街の灯を見て 灯台の明かりを見て 「プッフ〜 シュー ジャバジャバ」??? なに? 半魚人でも現れたかおばけ? そんな訳ないし なんとイルカがすぐそばを並走していた。

 

多分10分くらいかな 興味あって寄ってきたのでしょうね。 びっくりしたけれど嬉しかった。もうこれからは慣れた航路で 何回も何回も走っている もう安心・・・?

 

僕の携帯(アイフォン)は全くつながらないけれど Kちゃんの携帯はつながって、マリーナのカタマランでハワイまで行っている Gさんが待ってくれているみたい。ついでにお迎えの連絡も入れている・・・ 僕は不携帯でいつも怒られている・・けど

地球岬の先から 漁網ブイの黄色い懐かしい光を確認 そして大黒島が工場の明かりでシルエットで見えてきて 「あ〜 帰ってきたんだ」と思いつつ船を港入口に向ける。

 

正直言って 夜の入港は数えたほどしかない。そして初めての船で 防波堤がやたら近く見える、テトラポットの波音がすぐそこに聞こえる 最期まで気を抜かないで。

 

大黒島横の航路から入港して、後はマリーナに向けて入港するだけ。 むむ 入港口がよくわからない あれここはどこ? 前の岸壁にテトラポットがたくさん積んであるし、船の先に行っていたK大将は「おい 見えてるのか? もっと左だ!」 

 

テトラポットと思っていたのは、船溜まりの陸揚げされているモーターボート (工事してたっけ)夜は錯覚が起こりやすいです 夜は何回もマリーナ入港の時にヒヤッとしている

 

見えてませんでした はぁっ と思ったら。 もう左に防波堤の緑ライトが過ぎていた・・・(あ〜危ない ここでぶつけるところだった) このあとは自分のいたバースに船を横付けして「ご苦労さん お帰り」Gさんはアイスボックスに冷えたビールと食べ物を用意していてくれて。

 

あああー 終わった 楽しかった 今までヨット乗っていて一番長い距離を、そして楽しく 安心して走って来ました これからも大切に 楽しく 笑顔でヨットに乗っていたいと思っています

楽しかった こんな時間が一生の中であるとは思っていなかった。ヨットはそこらをチョロチョロ乗るものと思っていた。 船が変われば使い方も変わる 

 

帰ってきた週末に 沖本メモリアルカップ 豊浦市長杯ヨットレース に出場して3人で走った。クルージングスピンも上げてみた 上りとアビームは結構走る気がしたけれど。いかんせんクージングスピンで微風はきつかった。

 

スタート3時間でリタイア宣言 ビール飲んでエンジンかけて豊浦港は一番乗り ファーストホーム(?) その夜はバウでK大将は戸を絞めて睡眠 その中、来るは来るは 他のクルーがうちの船で大宴会 余りにもの盛り上がりに10時終了として宴会終了!

 

他の船でその後えんえん続いたようですが・・・・ 

 

一緒に乗ってくれた K大将 Kちゃん に感謝 いい時間を過ごせました。

さすがに中古の船ということもあって あっちも こっちも ちょっとづつてを入れないといけなくて 結構手が入って今までの船とは重さがすごく重くなって 風が吹いたらバースに一人で止めれない時もあって焦ることもあるけれど

 

とっても気にいってますし とっても可愛い船で そして安心できる船です 

思い切って買ってよかったです 実は本当に買っていのか迷ったんです 10年後を考えて買ってよかった。 そしていい経験をもっとこの船と仲間としてゆこうと思います。