横浜から室蘭へ 小冒険 ヨットの旅 その四巻 大津はいいなぁ

ありがたいことに、とっても綺麗なお風呂に入れてもらい恐縮気味のオヤジ三人衆は。一人は恒例として上半身裸にバスタオルを肩から掛けて 「あつぃ〜」と言いながらお風呂から出てくるのですが

 

さすがにちょっと高級なお風呂でそうも行かず・・・あがって麦茶をいっぱい頂いて

「近くになにか食べれる所ありますか」と聞いてみると。ここを出て左に曲がってゆくと一件とホテルの別館が食べれるとのこと

 

船まで距離があったので、船に近くなる左側にとぼとぼ歩き出した ちょっと行って交差点に差し掛かると TV取材お断り 日本一不便な店 トイレありません・・・・そして汚い?店 発見!

中に入ってみると 御用の方は押してください と書いたダンボールの上に押しボタンが!「ぴんぽ〜ん」「はーい お母さんお客さんだよ」??? 出てきたのはちょっと弱った感じのおじさん

 

カウンターだけの店で、六人で満員! まずはビール! お父さんが用意してくれて「お通し出すのか お金取るんだぞ」と夫婦でもめている・・・・ 「お通し 下さい」と声かけたら 「美味しいよ 鯨だから・・そしてアンコウキモ 北海道産だけれどね」・・・

 

「なにが美味しいの?」「う〜ん うちは天ぷら屋だからさ〜 天ぷらかな」「天ざる 天ぷら盛り合わせ 2つ 一つ定食にして」 ハイよと言いながらそばの乾麺をゆでだした

 

本当にここまでは不安だらけ そこへ常連さんらしき地元の方が三人乱入 お店は満員御礼

どこからきたの? 横浜から北海道に船で向かってるんです あっそうかぃあの港のますと高いやつかい さっきスタンドの方に親切にしていただいて・・・  あっ同級生だ 

 

一人の方は大津出身で東京にいえがあってここが良くて別荘を持っているハイカラなおじさん もう一人は東京から遊びに来たやたら飲んでいるおじさん もう一人は水飲んで口がめっちゃ悪い地元のおじさん

 

原発のことも笑い飛ばしながら、ここだけじゃなくてもっと南にも行ってるんだァ あいつは漁に出たけんどセシウム出て・・・ しらすは生で食べればいいんだ煮るからセシウム出るんだって・・・めちゃめちゃな会話 地元の人だからできるぶっちゃけトーク

 

強いし温かいし ほんとうに人の良さを感じた 

 

ところで料理は? 美味しかった イカ ままかり 白身 野菜 カラッとしていて日本一不便な店は見かけと違って(失礼)とっても暖かく優しく美味しい店でした 

 

お店の名前は 海膳 多分もう行く事はないと思うけれど・・・美味しかった 楽しかった いい一日で笑って話ができた ありがとうございました 

 

そしてお会計が 5600円くらいだったかな 安くないですか 

ビール4本か5本 そして美味しい食べ物 ぜひお近くにお寄りの節は 

 

日本一不便な店のおじちゃんと おばちゃんと 地元のひとに会いに行ってみては

その後とぼとぼと20分くらい歩いて 船に到着 

 

みんな津波被害から立ち上がって 前に進んでみんな過ごしている強さと

その心の暖かさを目一杯感じた 大津港 でした。  

 

この夜はさっさと寝て また明日に続くのだ〜 出港から3日め まだまだ元気いっぱい!

ここまではあぶなかしいなかでも 予定通り!