第二日目 朝みんなは早起きおじさんチームなので、4時くらいに起きて5時出港予定 朝ご飯はレンジでチンしたご飯と(電子レンジがついてるんです)レトルト親子丼を掛けてと・・・「おい 出港するぞ!今日の港につけなくなる」
おろおろ船長は食事用意を中止、早速もやいをほどいて出港(うむうむ 昨日よりちょっと操船なれたな と思いつつ)漁港の入口にある定置網を右に見て いざ房総半島先端へ 90マイル強の始まり
あれ ドジャーつけるといい感じだね! と、波よけのドジャーをつけて「今日は必要ないけれどね・・・」ちょっと台風12号から来るうねりの中 快調に船は進むのです。 残念ながらCDプレイヤーはCDかからずラヂオで我慢して 外についてるスピーカーはイカれてならない・・・
まだこの時はオリンピックをやっていて情報を聞きたい なかなかNHKがかからない・・・
出港してすぐに Kちゃんがご飯を作ってくれた。 あれ2個を3人で分けようと思ったのに二人分になってる Kちゃんは朝ごはん抜きで わかめスープで終了らしい あっそうか そくビールね・・・・
今日はただただ、房総半島の九十九里浜沖を犬吠岬に向かって進む行程 ウネリはあるけれど快調に進んでいた。 約7ノットキープで2800回転 うーむエンジン回転マックスの8割だからこれくらい(あとから説明書見たらちょっと回しすぎていたみたい 2600回転くらいみたい)
お盆も近いのか漁船は少なかった。 北海道では見ない漁船が2隻で網をつなげて囲い込んで魚をとる漁法が結構見えた 「なにとっているんだろうね?」 でも太平洋からくるウネリは強くて大きい
あ〜 横浜から離れるんだ という思いと 室蘭にちょっと近づいたかな?まだまだ始まったばかり が交錯する。「こんないい天気はないよ きっと何処かで一発は・・・」という二人に「大丈夫だって、俺ついてるから ずっとこんな天気が続くから!」「え〜・・・・」
都内から続いていた山並みがぷっつり切れる あ〜ここがまっ平らな九十九里浜なんだ 色々と見れて楽しい こんな景色見れて嬉しい 幸せだなぁ〜
晴れていた空が 一点にわかにかき曇り・・・雨だァ! そんなに荒れてない天気雨くらいな雰囲気 僕はさっさと中に退散 ソファーに座りながら横になってちょっと昼寝したり GPS見ながら中からオートパイロット(自動操船システム)のスイッチを +1° とか押すだけ
なんと楽な船なんでしょう! 中に座っていても景色が見えるのでまるで「遊覧船」の雰囲気でTシャツ短パン裸足でのんびり 中にいたら船酔すと思っていたら全然快適で眠くなってしまう。こんなに楽でいいのでしょうか?
とは言っても 船酔いの薬しっかり飲んでいます。
うーむ 九十九里浜は長いぜー と思いながら飯岡港を目指す
今回よる港は 食事 お風呂 を基本に見つけた だから、今までのヨットクルージングではあまり紹介されていない港が多い けっこう探してもヨットの寄港情報が出てこなかった・・・なぜ?
そしてこの港くらいから震災の時に影響を受けている港になる
震災の後の港の情報は数えるくらいしかなく、寄港 ヨットとなると皆無に近い
こんな時だから港によって、いい気にならないで地元でお金を使ったり、笑顔が出る話をしたらいいと思っていた。身を持って見ておきたかったこともあった
潮の流れがあって予定より一時間くらい遅れて飯岡港が黙認できた。もう太陽は沈みかけている
ようし入港だ・・・・あれ? 港の防波堤の先に白波がたって波が崩れている
ここに入港しないともう真っ暗になって次の港には入れなくなる
エンジンのパワーを上げてうねりが来て白波が来ない時に防波堤に突っ込んで波が崩れる先に進み、そのウネリで防波堤に寄せられないように・・・ふ〜 やっと入港 船を止めてもやい終わると空は真っ暗!
近くで見ていた車の漁師さんが「どっからきたの・・・」「お風呂と食べるところはどこにありますか?」「うーんそこ上がって風呂で ご飯もあっちに行けばいいべ〜」まるでここは北海道弁か? ここも津波で結構被害があって 漁師さんの大きな船も陸に上がったらしい。でもみんな明るく前向きでこっちが恐縮する!
ヨットクルージングガイドに載っていないはずです。ちいさいヨットだったりエンジンの小さなヨットだったらもしかしたらあの波に巻き込まれるかもしれない。もしかしたらこれも津波で防波堤がやられたからかもしれないですね。
この日はさっき教えられたグロリア九十九里浜でモール温泉のような肌にとってもよさそうな温泉に入って、そのあと近くの「民宿・お食事所 浜ゆう」で浜ゆうセット 「今日はしらす揚げ物と生しらすです」に決定! 沖で漁船がとっていたのは しらす だったんだ。
超うまいしらすをそれこそ腹いっぱい食べて(こんな生しらすが入ってて食べきれないくらいで1350円 超おすすめ)定番の生ビール飲んで今日は調子がいいですから酎ハイ飲んで。きっとここも津波の被害を受けたのかやたら建物が綺麗 もう新しく始まってるんですよね生活が!
ここのおねいさんにコンビニの場所聞いて「すぐそこのカド曲がってすぐ」歩くこと20分以上(ここのすぐは何分なんだろう? だはは と歩きながら)この日はパン買って蚊にくわれながら就寝!