私ども「株式会社もがみやFitsカンパニー」は、北海道登別市を拠点にBOOK OFF 10店舗、B-KIDS 1店舗を展開しております。正社員、アルバイトも随時募集中です。

 

古本などの出張買取申し込みお待ちしております。また、当社の営業内容などに関するお問い合わせなどがございましたら、お気軽にどうぞ。

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2024年

11月

19日

履歴書 ③ さらば新刊本屋

「 私 〇〇高校の校長ですが折いってお話があるのですが」「あ はい」

要するにもう退職になるので穏便に済ましてほしい。という話 「わかりました それでは条件があります 僕を詐欺師だと言った教師に謝罪を求めます。 そして僕は今年いっぱいで教科書の取り扱いをやめて新刊本屋を閉めます」

 

そこへ飛んできたのが教科書の扱っている取次「お兄さん どうして? この権利だけで食っていけるでしょ」 「いや 将来考えたら手間ばかりかかって利益は出ないと思う」 「いや〜 曾祖父さんから引き継いできているものをもったいない・・・」

 

もう嫌だったのです、色々な制限の中で昔ながらの風習で続く商売が 窮屈で窮屈で 教科書って1割しか利益がない、売れるガイドはその教科書の会社に旨みがある書店じゃないと出してくれない。欲しい書籍は入ってこない そりゃアマゾンに負けますよ。

 

かと言ってブックオフで順調にいってるわけではなかったけれど、ここは将来のために一極集中でブックオフに舵を取った時期でした。     

 

そんな跳ねっ返りがブックオフの中でも結構やらかして、坂本社長に可愛がっていただくのですがいい気になりすぎてちょっと言い過ぎると「あんたの会社は潰してやる!」と大目玉を食う(画像は、各店ボーナス配りで旭川に走っている最中 ボーナスは手渡しと先輩に聞いたので実践していた)

 

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2024年

11月

18日

履歴書 2 新刊本屋の憂鬱

新刊本屋をやっていていつも疑問が多くあった。

なぜ立ち読みされてボロボロになった本を定価で売らなくてはいけないのか? 古くなって埃かぶった本を定価で売らなくてはいけないのか。

注文した本が1ヶ月も掛かってくるのか?

学校で教材を教師が売って利益を出しているが、教育委員会は見て見ぬ振りをするのか?

そんな中ブックオフという商売を知って、どうしても話を聞きに行きたくてやっと旅費を工面して横浜の坂本社長に会いに行きました。

「私、新刊本屋で新しいブックオフビジネスをやってみたい、ぜひ加盟させてください」「うちは、新刊本屋は加盟させてないんですよね」「いえいえ、私はファミコンリサイクルもやっていて変な本屋ですから大丈夫」「そうですか〜・・・」てなわけで当時坂本社長が乗っていたシーマで町田のブックオフとファミコンのリサイクルをやっている店に見学に行く。

「ここのフェミコンの売上は○○円ですよね」「いいですね〜 面白いそれじゃもう一件」

なんとなく気に入っていただいて加盟の方向に動き出した。その途端母親は泣いて「このままでいいでしょ、教科書売ってたら大丈夫じゃないの」

新刊本屋の取次は「ブックオフに入るなら新刊本屋やめさせるぞ 返品商品に中古を入れるなよ・・・」

そんなこと言われても将来を考えてごらん 新刊本屋では食べれなくなるよ

(その時の不安は今となって間違いではなかったことに気づく)

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2024年

11月

14日

履歴書 1 新刊本屋編

私は1960年 室蘭東室蘭で新刊本屋のことして生まれた。わがままであまりいい性格ではなかったけれどすくすく育って、高校卒業時 「専門学校でもいけば」と言うおじさんの一言で札幌の経理専門学校へ行った。専門学校も2年になると「この勉強しても僕の役には立たない」と思いそれと色々とあったので室蘭に帰ってきた。

何軒かバイトをして親のやっている新刊本屋が手が足りなくて私が手伝うようになった。

本の配達、集金 学校周り・・・

23歳の頃、両親の新刊屋が独立する話になって(実はうちの店は支店で本店の会長引退で、経営権を買うことになった)それからが大変で、父が借金はバンバンしてくる利益がなかなか出ない、現金預金が少ない。どうにもならなくなって、会計事務所の担当者に呼ばれて「お兄さんがやらなくちゃこの会社なくなるよ」銀行から呼び出しがかかって「経営計画を出してください・・・」

そこから社長業が始まった。25歳くらいかなぁ 最初は全くうまくいかなかった。バイトさん社員さんがいたがその給与までの稼ぎがないので、まず 給与が少なくてここでは働けないと言われた社員さんに辞めてもらい、バイトさんの時間を減らして 朝から閉店までその人たちの分を僕が働いた。

その時思った 「週刊誌の配達だけしてても儲からない よ〜し セールスしよう」 小学館の国語大辞典 9800円 を80冊売った。 当時一冊につき800円くらいが報奨金という形で出版社から出ていた気がする。 

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